IT業界のエンジニアが活躍できる領域は、たくさんある。たとえば、データの保存や情報処理などを行うサーバーエンジニアは、サーバーを構築したり、保守運用したりするのが仕事だ。
また、ネットワークの設計や構築をするネットワークエンジニアは、コンピュータ同士をネットワークでつなぎ、情報やデータのやり取りを円滑にするシステムを開発していく。情報のやり取りがスムーズにできれば、無駄な作業を省けるので仕事がやりやすくなる。
そして、ユーザーのデータや売り上げ情報などを管理できるシステムを構築する、データベースエンジニアだ。データベースエンジニアは、社外に漏れたらまずいデータなどを、しっかり管理するのが目的と言えるだろう。
さらに、大切なデータを守るためにセキュリティエンジニアという仕事もある。セキュリティエンジニアは、外部からの攻撃からデータなどを守るのが仕事だ。また、プログラムの問題点を探して、エラーなどが出ないように管理を行う役割も担う。情報漏えいは企業としての信用問題になるため、とても重要な仕事だ。
それからWebに関係したシステムを構築する、Webエンジニアという仕事もあるだろう。Webエンジニアは、Webサイトで使うシステムを構築する。たとえば、Webサイトを簡単に更新できるようなシステムを作成したり、ポータルサイトのような複数のユーザーがログインしたりできるシステムだ。
このように、エンジニアとして活躍できる分野は多岐にわたる。自分にはどんな仕事が合っているのか、まずは考えてみると良い。